娘を失う事が怖かった



日曜の朝は、不思議と早くに眼が覚める。
目覚まし時計を見たら、まだ6時前。
隣りに見慣れぬ携帯電話を見つけて、手に取った。

ピンク色の二つ折りの携帯電話は、覚えがない。
寝ぼけ眼で、ぼんやりと眺めているうちに、ああ、そうか、と思い出した。
中学に入ったら、買ってやると約束していた携帯電話。
先週、卒業式が終わって、待ちきれない娘と一緒に、その携帯電話を買いに行ったのだ。
アラームを目覚まし時計代わりに使うと言っていたので、この電話が枕元に置かれていることは、今までなかった。
どうやら夕べは、こちらの部屋に泊まったらしい。
ずいぶんと意地悪もされたから、疲れてもいたのだろう。

いつもなら、終わると、私が寝入った頃を見計らって、自分の部屋へと帰る。
イビキがうるさくて、眠れないのだそうだ。
だが、夕べはベッドから出る気力もなかったらしく、そのまま眠り込んでしまったらしい。
どうりで、ベッドの中が温かいはずだ。
独り寝など、とうに慣れたつもりだが、やはり、起きたときに、隣りに人肌があるというのは、とても心地よい。

寒そうにしている肩口に布団を掛けて、しばらく頭を撫でていた。
ずいぶんと生意気な大人びたことを言うようにもなったが、眠っているときだけは、年相応の顔になる。
まったく女を匂わせない、あどけない顔をしている。
つるっ、としたほっぺには、うっすらと涙のあと。
段々と慣れつつある彼女は、夕べ、久しぶりにじっくりと時間を掛けて可愛がってもらい、得体の知れない感覚に支配されて、私にしがみつきながら、お腹の下で、「怖い」と泣いた。

溶けて、アソコがなくなっていく。
腰から下が、ふわっと宙に浮いて、そのまま消えてなくなっていくような感覚だそうだ。
男の私には、わからない。
いつもより大きめだった声が、ついつい可愛らしくて、泣いても、やめてやらなかった。
果たして、今朝は不機嫌なのか、それとも機嫌がいいのか。
もう少し寝させてもやりたかったが、共に早起きした分身の方が、黙っていそうになかった。

よいしょ、と引き寄せて、腕の中に取り込んだ。
スベスベの張りきった温かい肌は、こちらの肌が泡立つほどに気持ちがよい。
後ろから抱きしめながら、小振りな乳房を手のひらに包んでみたが、まったく彼女は起きそうにない。
小さなお尻に固くなったものを押しつけてみても同じだった。
ちょっと悪戯心が湧いて、そのまま、後ろからゆっくりと挿入した。
途中で「うん・・・」と身じろいだが、かまわず進めていった。

もう、こんなことまで、できるようになった。
ぐっ、と最後のひと突きをすると、腕の中で、細い背中が小さく反り返り、か細い呻き声を上げる。
顔を曇らせ、「だめ・・・」と、やっと可愛らしい声を聞かせてくれた娘は、眉間にしわまで寄せて、とても苦しそうだった。
ゆっくりと、動いた。

「おしっこ・・・出ちゃうよ。」

泣きそうな声で乞われても、朝の激しい衝動は、なかなか私を優しくさせてくれない。
逃がさない、と教えるように、後ろから抱きしめて、肩越しに口付けていくと、条件反射のように短い舌がすぐに伸びてくる。
ハアハア、と荒い息を吐きながら、一生懸命伸ばしてくる舌は、まるで「許してください」と、必死に救いを求めているかのようでもある。

「パパ・・本当に、おしっこ出ちゃうよ・・。」

じわり、と涙を浮かべた瞳で見つめられたりしたら、さすがにそれ以上はできない。
ようやく、腕の中から解放してやると、彼女は、跳ねるようにベッドから飛び起きて、勢いよく部屋を出て行った。
階段を駆け下りる足音が、無性に可笑しくて、ベッドの中で、ずっと笑いつづけていた。

「お父さんでも、セックスとか、したいの?」

不意に問われたのは、去年の夏のことだった。
思わず、口の中にあった飯粒を噴き出しそうになった。
まだ中学にもあがらない娘の口から、「セックス」などという言葉が、飛び出してくるとは、予想もしていなかったから、さすがに驚いた。

その頃の娘は、ひどく不機嫌で、私と口をきいてくれることも滅多になかった。
お節介な上司の奥さんが、再婚話を持ち込んできて、それまで良好だった親子関係に、微妙な亀裂が生じていたのだ。

3年前に妻を亡くしてからは、炊事洗濯がまったくダメな、甲斐性なしの父親に代わって、小さな頃から妻の手伝いが好きだった娘が、率先して家事を手伝ってくれるようになった。
まだ、背の低かった頃は、それほど多くのこともできはしなかったが、多少ながらも胸が膨らんで、お尻も大きくなり始めると、ほとんどの家事は、彼女の領分となった。

まったく妻と変わらぬ仕事ぶりまで発揮できるようになったのだから、娘にしてみれば、今さら新しい母親など必要ない、というのが本音だったのだろう。
私ひとりくらいの面倒なら、自分だけでできる、と自負もあったに違いない。
私が、再婚相手にまんざらでもない、とわかってからは、彼女は、益々面白くない。

「家のことなんか、私ができるんだから、新しいお母さんなんて、必要ないじゃない!」

敵意むき出しで、食ってかかる娘に、「お父さんだって、男だから他にも色々あるんだ!」と、つい言ってしまったのは、彼女が、まだ子供でしかないと高を括っていたからだ。
それから3日ほどの断絶があり、その夜も、娘の作ってくれた食事を黙々と口に運びながら、何とか関係を修復しようと思案していた矢先のことだった。

唖然としていた私を尻目に、「今日から、一緒にお風呂に入るからね。」と、たたみ込むように、娘は怒った顔で言った。
ほんのりと頬を朱色に染めて、決して私の目を見ようとはしなかった。

「お、お前・・・アホか?」

何を企んでいるかは、すぐにわかった。
昔から隠し事が下手で、単純なところがある娘だった。
少し、思慮に欠けていて、短絡的な考えは、しばしば、私をあきれさせたりもした。
しかし、さすがに今回は、あきれただけではすまされない。

「お前、何言ってるのか、わかってるのか?」

メシを食うどころでは、なくなった。
じっと見つめる私を無視しながら、彼女は黙々と食事をつづけ、茶碗が空になると、苛立つように箸をテーブルにバシリっと叩きつけた。

「親子なんだから、一緒に入ったって、別にいいじゃない!それとも、私が一緒だと、何か困ることがあるわけ!?」

立ち上がって、自分だけ、さっさと食器を片付けてしまい、いつもなら、そのまま洗い物をしてくれるはずなのに、娘は、2階へと駆け上がっていってしまった。
やれやれ、と思いながら、自分で食器を片付けた。
慣れぬ手つきで洗い物をしながら、彼女の裸を想像していた。
背は、だいぶ伸びもして、とても細い身体だが、脱衣所で、何度か見かけた彼女の乳房は、小さいなりに形よく膨らんでもいた。

困ることがあるのは、お前だろ・・・。

無言のままに、食器を洗いながら、私は心のどこかで、それを望んでいたのかもしれなかった。

階下から、トイレの水が流れる音がしても、娘は2階へ上がってこなかった。
しばらくすると、ボイラーを焚く音が聞こえ、シャワーを浴びに行ったのだとわかった。
私もベッドから出て、階下へと降りた。
案の定、バスルームの灯りがついていて、中には人影がある。
黙って入っていくと、すぐに彼女が怯えた目を向けてきた。
あれ以来、ずっとしているのだから、怖いわけはない。
きっと、変化している自分の身体に、戸惑っているのだ。
夕べは、どんな体位をとっても嫌がらなかった。
いつもなら、恥ずかしいから嫌だ、と文句を言う騎乗位も、彼女は拒もうとしなかった。
熱にうなされるように、堅く目を閉じたまま、ずっと身体を揺らしつづけていた。
お尻からすると、耐えきれないように大きな声を出し、必死にシーツを握り締めていた。
はっきりと、身体が変化している。
いやらしさを自分から求めるようになってきている。
そんな自分を、少しだけ恥じているのかもしれない。
シャワーの取っ手を握り締めて、ただ立っているだけの娘を腕の中に入れた。
彼女は、素直に入ってきた。

「まだ、終わってないぞ・・。」

抱きしめて、小さなお尻をいやらしく撫でながら、耳元でささやくと、娘は、「うん・・」小さく答えて、床の上に膝を付いた。
怒ったように反り返っているものを、大事そうに手のひらに包み込み、シャワーを掛けながら、丁寧に洗ってくれる。

口でして、と言ってみたら、いつもは「えーっ!」と、不平を言うくせに、今朝は何も言わずに、黙って口の中に入れていった。
やっぱり、私が怖いのかもしれない。
夕べは、怖いと泣かれても、やめてやらなかった。
生暖かい粘膜に包まれながら、湯船の蛇口をひねって、お湯を出した。

「お風呂、入れるの?」

気付いた娘が、膝を付きながら、訊ねてくる。
何も、こんな朝早くから、お風呂まで入ることはない。
汚れた身体を清めるためなら、シャワーだけで十分なのだ。
家計のやりくりも手伝っている彼女は、水がもったいないと言いたいのだろう。
彼女が付けている家計簿には、ちゃんとコンドームの代金までが書き込んである。
何となく、ふたりだけの時間を増やしたかった。
夕べの余韻が、まだはっきりと身体に残っていた。

「今日は、ゆっくりしよう。」

再び口の中に入れていった娘の頭を撫でながら言った。
平日は、あまり早く帰ってやることはできない。
だから、休日には、なるべく娘に多くの思い出を作ってやろうと心がけてきた。
たいしたところに行くわけでもないが、ふたりでどこかに出かけるのは、妻が亡くなって以来、ずっとつづけてきた決まり事のようなものだった。

近くの河川敷を、ふたりで散歩するだけでも、娘には嬉しいことらしい。
今日も、どこかへ連れて行ってやろうと、夕べまでは考えていた。
だが、今朝になったら、この娘を離したくない気持ちの方が強くなって、少しだけわがままを言ってみたくなった。
どうせなら、もっともっと、代わりつつある彼女を、狂わせてもみたかった。

しばらく娘の口を堪能したあとに、お互いに身体を洗い合った。
気持ちが、落ち着いてきたのか、娘もだいぶ笑顔を見せるようになっていた。
ある程度、湯船にお湯がたまってから、一緒に入った。
そこそこ身体の大きくなった娘が一緒だと、窮屈なことこの上ない。
それでも、自分の肌とは違う肌を押しつけられるのは、悪いものではない。
小さなお尻を膝の上に乗せ、私の胸に背中を預けていた。
すぐに、私の手は、彼女の股間に伸びて、悪さをしてしまう。
あのときも、そうだった。
こうして、娘は、私に背中を預けていたのだ。

悶々としながら、湯船の中に身を沈ませていた。
果たして、あの子は、本当に来るのだろうかと、そればかりが気になってならなかった。
身体も洗い終えて、あきらめかけていた頃に、肌色のシルエットが、浴室の磨りガラスの向こうに浮かびあがった。
すぐにドアが勢いよく開けられ、彼女は、無言のままに入ってきた。
いっさい隠そうともしなかった。
怒ったような顔で、シャワーのコックを捻り、一通り、身体の汚れを拭うと、すぐに湯船の中に入ってきた。
頬は、熟したリンゴのように真っ赤で、私の目の前に身を沈ませながら、彼女はずっと俯いていた。
入ってくるときは、開き直ったように隠しもしなかったくせに、私の目の前に来ると、彼女は、両手で膝を抱えて、小さな乳房まで隠すように身体を縮こませていた。

「バカだね、お前・・。」

妻を亡くしてからは、ふたりだけで生きてきた。
私には、両親も兄妹もいない。
この子だけが、たった一人の、私の大事な家族だった。
妻の両親は、まだ健在だが、ずっと遠い彼方の地に住んでいた。
斎場で、遠い空へと昇っていく妻を見送っているときに、娘を引き取りたい、と彼らに言われた。
まだ、やり直しのきく年齢だった。
その方が、ふたりのためだとも言われた。
少なからず、逡巡はあった。

情けないことに、その時の私は、すっかり途方に暮れて、これからどうすべきかも、わからないでいた。
ずっと、この子は、私の手を握っていた。
義母が娘に「うちに来るかい?」と、優しく訊ねたとき、娘は、私の手をギュッと掴んで、離そうとしなかった。
泣きそうな顔で、私を見上げていた。
大好きだったおばあちゃんや、おじいちゃんより、この子は、私を選んでくれた。
妻に先立たれて、悲観に打ち拉がれ、どうしていいかも、わからなかった。
それでも、何とかここまでやってこれたのは、この子がずっと一緒にいてくれたからだ。
必ず、幸せにしてやると、心に誓った。
どんなことからも守ってやる、と固く心に決めた。
だから、この娘に、そんなことなどできるはずがない、と自分に言い聞かせていた。
でも、目の前で身体を丸めている娘は、あまりに魅力的で、そして、・・・愛しかった・・・。



娘が5年生の時だ。
バレンタインデーが近くなって、彼女は、一生懸命、手作りチョコレートを作っていた。
当然、自分にくれるものだと思っていた。
だが、そのチョコレートは、私の知らない男の子のものになった。
ホワイトデーには、お返しももらったらしい。
ホワイトデーが過ぎてからは、娘は、めかし込んで、ひとりで遊びに出かけることが多くなった。
休みは、一緒にどこかに出かけるという、決まりは破られた。
別に、ふたりで話して決めていたわけじゃない。
だから、彼女が裏切ったわけでもない。
それは、悪いことではないし、むしろ、喜ばしいことでもあったのだろう。
だから、嬉しそうに出かける娘を、私は、笑顔で見送ってあげたりもした。

なんのことはない。
それは、いずれやってくるであろう現実の、ほんのささやかな予行演習みたいなものなのだ。
生意気な年頃になってきた、などと苦笑いを浮かべるだけの余裕さえあった。
だが、誰もいなくなった家の中で、ひとりベッドでごろりと横になっていたら、不意にそれは突然襲ってきた。
あの子がいなくなる。
その考えが頭に取り憑いたとき、急に胸が苦しくなって、涙が溢れた。
一度溢れ出した涙は、もう止まらなかった。
バカみたいに泣いた。
子供のように、声を出して泣いた。
どうしようもない現実が、確実に近づいているのだと、そのときになって、ようやく思い知らされた。

夕方になって、嬉しそうに帰ってきた娘を、私は、笑顔で迎え入れた。
楽しそうに話を聞かせてくれる娘は、本当に嬉しそうだった。
そんな彼女を見つめながら、この笑顔さえずっと
続けばいい、とそれだけを願った。

一人になるのは、怖い。
だから、再婚話に飛びついた。
別に相手の女性を、これといって気に入っていたわけじゃない。
この子がいなくなる現実を受け止めるのが怖かった。
一人では、耐えられそうになかった。
だから、そばにいてくれる人が欲しかった。

ずっと唇を噛みしめたまま、娘は、何も言わなかった。
顔を真っ赤にしているだけで、それはひどく怒っているようにも見えた。
おいで、と呼ぶと、最初は、私を見つめているだけだった。
もう一度呼ぶと、今度は、素直に膝の上に乗ってきた。
小さなお尻が膝の上にあった。
もう、毒を食う気持ちにもなっていた。
薄いお腹に腕を回して、引き寄せた。
肩越しに頬を寄せていくと、彼女は身を堅くした。

「で、どうするわけ?」

お腹を撫でながら、訊ねた。

「どう・・するって?」

声が、わずかに震えていた。

「エッチなこと、させてくれるの?」

娘は、答えなかった。
困ったように唇を噛んでいた。

「セックス、させてくれるの?」

ささやくように、耳元で、問いかけた。
彼女は、覚悟を決めたように唇を噛みしめて、小さく頷いた。
小さな乳房を手のひらに包んだ。
股の間に手を滑り込ませようとすると、慌てて閉じようとした。
片手で小さな乳首をつまみながら、徐々に股に潜らせようとした手に力を込めていった。
胸に押しつけられた彼女の背中は、震えていた。
股に潜らせた手が、一番深いところに入って、大事なところに辿り着いた。
軽く指を埋めていくと、彼女ははっきりとわかるほどに、ビクリと身体を震わせた。

「やめて欲しい?」

最後までしようなんて、思っていなかった。
ただ、ほんの少しだけ、私には、見せることがないであろう、この子の心の襞に触れてみたかった。
すぐに根を上げて、泣き出すと思っていた。
そうなったら、許してやるつもりだった。
だが、予想に反して、娘は、大きく首を横に振った。

「今、嫌だって言わないと、本当にパパにエッチされちゃうよ・・・。」
「いいもん・・。」
「すごく、恥ずかしいことを、いっぱいするよ。」
「いいもん。」
「泣いたって、やめてやらないぞ。」
「いいもん。」

ずっと耳元でささやきつづけたが、娘は、そればかりを繰り返すだけだった。
ほんとは、死ぬほど怖いくせに、まったく、強情なのは、誰に似たのか。
あきれて、笑みさえ浮かんだ。
彼女の未熟な秘部で遊んでいた指は、動きつづけていた。
クリトリスを撫でると、「うっ・・」と、息を飲むように呻いて、身体を跳ねさせた。
「気持ちいいの?」と、訊ねてみたが、答えてはくれなかった。

でも、すっかり股からは、力が抜けていた。
秘部を弄びながら、もう片方の手で、小さな乳首もこりこりとつまんでいると、やがて、彼女の首が、ぐったりとなるように、私の肩にもたれかかってきた。
眉根を寄せてはいたが、苦しそうではなかった。
この子は、自分でするのを知っているのかもしれない。
ふと、そう思った。

「毎晩、パパにエッチさせてくれるの?」

再び訊ねてみたら、肩に乗せられた首は、小さく縦に動いた。

「ほんとに、泣いてもやめてやらないからね。」

そう言うと、「その代わり、絶対に結婚しちゃ、いやだよ・・・。絶対だよ・・・。」と、彼女は、泣きそうな顔で見つめながら言った。

「じゃあ、お前が代わりに、パパのお嫁さんにな
ってくれるの?」

彼女は、答える代わりに身体の向きを変えて、小さな胸を押し当てながら、しがみついてきた。

「パパのお嫁さんになって、毎日エッチさせてあげる。だから、他の女の人と結婚しないで・・・。」

泣きそうな顔で、縋るように見つめられ、救いを求めるように、小さな唇を重ねられて、私は、その瞬間に、すべての覚悟を決めた。

「毎晩、パパと一緒に寝るんだよ。」

お風呂の中で、交わした約束は、現実のものになって、その晩から、彼女は、私の寝室で寝るようになった。
イビキがうるさくて、気付かれないように、そっと抜け出したりもするけれど、最初に寝るのは、パパの部屋と決まっている。

もう、半年以上になる。
やっぱり、一人ですることは知っていた。
見せて、と言ったら、ちょっと困った顔をしていたけど、ちゃんと見せてくれた。
パパとするよりも、自分でする方が気持ちいいなんて、憎まれ口を言ってもいたけれど、今では、パパとする方が、ずっと何倍も気持ちがいいらしくて、憎まれ口も言わない。

まだまだほころびきっていない性器を、指で弄んでいると、すぐに水でないもので濡れていく。
背中を預けながらの、肩越しのキスには、すっかり慣れた。
器用に首を傾げて、短い舌が、うんと伸びてくる。
それは、いっぱい可愛がってもらおうとしているかのようにも見える。
お尻を浮かせて、まだ満足していないものを彼女の中に入れていった。
痛がりもしないで、浴槽の縁を掴みながら、自分からお尻を上下させていく。
すっかり、上手になった。
最後は、立ったままで、お尻から満足させてもらった。
もう、彼女は生理があるから、中には出せない。
彼女の背中に飛び散ったものを眺めてしまうと、
ほんの少しだけ、罪悪感に襲われる。
でも、「ふぅ・・すごかった・・。」などと、潤んだ瞳で、眼があった途端に、無邪気な笑顔を見せてくれる彼女が、私の憂いを払拭してくれる。

お風呂から上がってから、遅い朝ご飯。
彼女は、ピンクのタンクトップに、下は、やはりピンクの小さな下着だけ。
とてもピンクがお気に入りの彼女。
その姿のままで、キッチンに立っていた。
私は、裸のままだった。

「今日、どこへ行こうか?」

フライパンに、卵を落としながら彼女が訊ねてきた。
去年の夏から、一人で遊びに出かけることはなくなった。
ふたりの思い出は、今でも確実にページを増やしている。
チョコレートを上げた男の子は、一応、まだ彼氏ではあるらしい。
でも、学校の中だけでの彼氏だ。

まったく生意気なことだ。
取りあえず、キスだけならいいよ、と言ってあげている。
「絶対に、しないよ。」なんて、笑っていたけれど、いつまでその約束が守れることやら。
娘は、私の思惑など知らない。
フライパン片手に、格闘している彼女に、「今日は、一日中、裸でいようか?」と、言ってみた。
すぐに、えーっ!と非難の声。

「どこにも行かないのぉ・・・。」

今までにも何度か、こんな気持ちになって、彼女に言ってみたことはある。
すべて、あえなく却下されて、私の連敗記録は、更新中だ。
リビングのテーブルから、ずっと彼女の小さなお尻を眺めていた。
今までは、我慢できたけれど、どうにも今日は、我慢できそうにない。
でも、心配する必要もなかった。
渋ってはいたが、しばらくしてから、思い直したように彼女が振り返った。

「パパが、そうしたいなら、それでもいいけど・・・。」

そう言った彼女の顔は、とても恥ずかしそうだった・・・。
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